
実在するシリアルキラーの実話映画ってある?
シリアルキラーとは、異常な目的を持って繰り返し殺人を行う犯罪者です。現実では絶対に出会いたくないですが、映画なら画面越しに彼らを見られます。
この記事で紹介するのは、実在のシリアルキラーによる事件がテーマとなった実話映画です。映像越しに彼らを観察して、シリアルキラーと出会わないようにしましょう。
目次
シリアルキラーの実話映画おすすめ10選
実在のシリアルキラーによる事件を基に作られた実話映画を紹介します。
『チャイルド44 森に消えた子供たち』

主人公:主演 | レオ・デミドフ:トム・ハーディ |
公開年月日 | 2015年 |
基になったシリアルキラー | アンドレイ・チカチーロ |
『チャイルド44 森に消えた子供たち』の原作は、トム・ロブ・スミスによる小説『チャイルド44』です。原作小説の『チャイルド44』は、2009年版「このミステリーがすごい!」海外編で1位を獲得。映画版と小説版は主人公の雰囲気や犯人との関係性が異なるため、原作小説を読んだ後だと雰囲気が異なると感じる可能性があります。
『チャイルド44 森に消えた子供たち』で描写されているのは、アンドレイ・チカチーロという実在するシリアルキラー。ミステリー要素が強いので、ダークでシリアスな世界観に没頭したい方におすすめです。
- ミステリーが好きな人
- 原作と相違がある映画に抵抗がない人
- 緊迫する展開が好きな人
『フローズン・グラウンド』

主人公:主演 | ジャック・ハルコム:ニコラス・ケイジ |
公開年月日 | 2013年 |
基になったシリアルキラー | ロバート・ハンセン |
『フローズン・グラウンド』は、1980年代にアメリカを震撼させたロバート・ハンセンというシリアルキラーを基に制作された実話映画です。犯人逮捕を目指す警察官ジャック・ハルコムと殺人鬼ロバート・ハンセンの戦いが描かれています。
- クライム映画が好きな人
- ニコラス・ケイジが好きな人
- リアリティある映画に惹かれる人
『テッド・バンディ』

主人公:主演 | テッド・バンディ:ザック・エフロン |
公開年月日 | 2019年12月20日 |
基になったシリアルキラー | テッド・バンディ |
『テッド・バンディ』は、1970年代のアメリカで実際に起きた連続殺人事件をモデルに制作されました。テッド・バンディを演じるのはこれまで爽やかな役を演じてきたザック・エフロン。『テッド・バンディ』では、女性を虜する男前でありながらも裏の顔は殺人鬼という二面性のある不気味な殺人鬼を怪演します。
- 心に闇がある男前に惹かれる人
- 人間の二面性に興味がある人
- サスペンスが好きな人
『チェイサー』

主人公:主演 | ジュンホ:キム・ユンソク |
公開年月日 | 2008年 |
基になったシリアルキラー | ユ・ヨンチョ |
『チェイサー』は、韓国で実際に起きたソウル20人連続殺人事件をモデルに制作されました。元刑事と犯人が繰り広げるシリアスな展開が魅力です。
韓国映画といえば、俳優の演技力に定評があります。『チェイサー』は2008年に韓国のアカデミー賞6部門に輝いており、主演男優賞や監督賞などを獲得しました。
- 韓国映画が好きな人
- 話題作を鑑賞したい人
- 追跡劇が好きな人
『永遠に僕のもの』

主人公:主演 | カルリートス:ロレンソ・フェロ |
公開年月日 | 2018年 |
基になったシリアルキラー | カルロス・エドゥアルド・ロブレド・プッチ |
『永遠に僕のもの』は、1971年にアルゼンチンで実際に起きたロブレド・プッチ事件がモデルです。ロブレド・プッチ事件では、わずか1年で11人が犠牲となりました。
犯人は19歳の少年であり、中世的で美しい見た目のカルリートス。天使のような見た目に悪魔の心を持ったカルリートスは、連続殺人に手を染めていきます。
- 美少年が好きな人
- 人間の二面性に興味がある人
- サイコパスな人格を持つ人物に興味がある人
『チェンジリング』

主人公:主演 | クリスティン・コリンズ:アンジェリーナ・ジョリー |
公開年月日 | 2008年 |
基になったシリアルキラー | ゴードン・スチュアート・ノースコット |
『チェンジリング』は、1920年代のロサンゼルスで実際に起きた連続少年誘拐殺人事件をもとにストーリーが作られた映画です。事件はゴードン・ノースコット事件と呼ばれ、推定20人の被害者がいるといわれています。
『チェンジリング』で監督を担当したのは、名俳優としても有名なクリント・イーストウッド。主演はアンジェリーナ・ジョリーです。アカデミー賞主演女優賞をはじめとする多くの映画賞を受賞した評価の高い作品でもあります。
- 母親が主役の物語が好き
- サスペンス仕立ての物語が好き
- クリント・イーストウッドが監督の作品が観たい
『グッド・ナース』

主人公:主演 | エイミー・ロークレン:ジェシカ・チャステイン |
公開年月日 | 2022年 |
基になったシリアルキラー | チャールズ・エドモンド・カレン |
『グッド・ナース』は、2022年に製作されたアメリカ映画。原作は、チャールズ・グレーバーによるベストセラー・ノンフィクション『The Good Nurse』です。アメリカ犯罪史上もっとも多くの犠牲者を出したチャールズ・カレンが起こした事件が描かれています。
チャールズ・カレンはヘルスケア・シリアルキラーです。看護師として、300人以上の患者の死に関わったといわれています。チャールズ・カレンを演じるエディ・レッドメインの凄まじい演技力によって、リアルな恐怖感が堪能できる作品です。
- サスペンスの恐怖感を堪能したい
- エディ・レッドメインを知っている
- ノンフィクションの物語を鑑賞したい

『屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ』

主人公:主演 | フリッツ・ホンカ:ヨナス・ダスラー |
公開年月日 | 2019年 |
基になったシリアルキラー | フリッツ・ホンカ |
『屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ』は、1970年代のドイツ・ハンブルクで実際に起きた連続殺人事件をもとにストーリーが作られた映画です。ハインツ・シュトロンクによる小説『Der goldene Handschuh』が原作となっています。
物語の軸は、殺人鬼であるフリッツ・ホンカの日常です。サスペンスやクライムとは一味違った視点で物語が進行します。
- 犯罪者の心理に興味がある
- ヨナス・ダスラーを知っている
- 1970年代のドイツに興味がある
『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』

主人公:主演 | ペニーワイズ:ビル・スカルスガルド |
公開年月日 | 2017年 |
基になったシリアルキラー | ジョン・ゲイシー |
『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』は、殺人ピエロと呼ばれた連続殺人鬼のジョン・ゲイシーの事件がモデル。原作はスティーブン・キングの小説『IT』であり、本作は完結編という位置づけです。
商業的な成功が難しいジャンルでありながら、ホラー映画としては史上最高の興行収入を記録しました。映画としての完成度の高さに、スティーヴン・キングの代表作といわれることもあります。
- ジョン・ゲイシーを知っている
- ホラー映画を鑑賞したい
- 話題作を鑑賞したい
『アングスト/不安』

主人公:主演 | K.:アーウィン・レダー |
公開年月日 | 2020年 |
基になったシリアルキラー | ベルナー・クニーセク |
『アングスト/不安』は、1980年にオーストリアで起きた連続殺人事件を題材にした映画です。1983年に製作されましたが、2020年に日本劇場で初めて公開されました。犯罪者の心理にフォーカスした作品ですが、あまりにもの過激さで世界各国で上映禁止となりました。
- 後味が悪い作品でも後悔しない人
- 暗い作品を鑑賞したい人
- 異常な人の心理を知りたい人
シリアルキラーとは
連続殺人鬼または快楽殺人鬼といった言葉に近い意味を持ちますが、心理的な目的を満たすために殺人に至るシリアルキラーのほうが異常性は高いです。
- 犠牲者が複数名
- 殺害されている1人ずつ
- 犯行が繰り返される
まずは、シリアルキラーそのものについて紹介します。
シリアルキラーの語源
シリアルキラーという言葉が誕生したのは1980年代。もともとは、アメリカの連続殺人鬼・テッド・バンディを表す言葉でした。テッド・バンディは自分の欲求を満たすために、アメリカで30人以上の女性を殺害したシリアルキラーです。
「お金が欲しいから」「恨みがあるから」ではなく、殺人行為そのものに目的を持ってました。現在では、異常な目的を持って殺人を繰り返す犯罪者そのものをシリアルキラーと呼びます。
シリアルキラーの特徴
なぜ人は、シリアルキラーになってしまうのか。現在も研究され続けています。多くのシリアルキラーに見られた共通点は、以下の通りです。
- アルコールまたは薬物に依存している
- 幼少期に虐待を経験
- 深い心の傷
- 身体的障害
- 異常性欲
生まれた時から素質があったのか、それとも不遇な境遇から後天的になってしまったのか、シリアルキラーにまつわる謎は多いです。
まとめ:シリアルキラーの実話映画を鑑賞した後は彼らと出会わないようにしよう
シリアルキラーが登場する実話映画を紹介しました。紹介した作品のなかには、過激な内容の作品もあります。鑑賞後に後悔しないために、本記事が参考になれば幸いです。
なお、本記事で紹介した映画の多くは、U-NEXTで鑑賞できます。31日間の無料トライアルで使用感をじっくり試すことも可能です。たくさんの映画作品が堪能できるU-NEXTを試してみましょう。
