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マイケル・シェンカーの名曲はこの曲!魅力も詳しく紹介

マイケル・シェンカーは、若くしてスコーピオンズやUFOの中心人物となり、「泣きのギター」と称される独特のプレイスタイルで、数多くのギタリストに影響を与えてきました。2022年にキャリア50年周年を迎えていますが、60代を迎えても2022年11月に来日公演を行うなど、意欲的に活動しています。

本記事では、そんなマイケル・シェンカーの数ある楽曲の中から「名曲」と呼ばれる代表作を厳選し、その魅力についても掘り下げてご紹介します。

1.マイケル・シェンカーの経歴!名曲とともに紹介します

マイケル・シェンカーは「神」と称されます。由来は、1980年に発表されたアルバム『神(帰ってきたフライング・アロウ)』です。邦題のネーミングがそのまま異名になりました。
ここでは、マイケル・シェンカーの経歴を紹介します。

(1)スコーピオンズのデビューアルバムに参加~若き天才ギタリストの誕生

引用:Amazon

マイケル・シェンカーは、旧西ドイツのニーダーザクセン州で誕生しました。
6歳離れた兄ルドルフ・シェンカーの影響で、マイケルも9歳からギターを始めます。ちなみに、マイケルは3兄妹の真ん中。妹はメタルバンドのキーボーディストとして活躍するバーバラ・シェンカーです。

11歳で自身で組んだバンド・コペルニクスで初ステージを経験。さらに、10代後半でルドルフ・シェンカーが結成したスコーピオンズに加入し、ブレイン・レコードでメジャーデビュー。マイケル・シェンカーは、スコーピオンズのデビューアルバム『恐怖の蠍団』でリードギターを務めます。

ブレイン・レコードは、プログレの名作アルバムを多数輩出したレコード会社

ブレイン・レコードの影響もあってか、スコーピオンズのデビューアルバム『恐怖の蠍団』は、プログレッシブな雰囲気を醸し出しています。

存在感がアピールされたマイケル・シェンカーですが、正式メンバーとして参加したのは、『恐怖の蠍団』1枚のみでした。その後、マイケル・シェンカーは天才ギタリストとしての素質を見込まれて、人気バンドUFOに加入します。

(2)UFOに加入~ヨーロッパで最も有名なギタリスト

出典:Amazon

順調なキャリアですが、苦悩の日々が始まります。
単身ドイツからイギリスへ渡ったマイケル・シェンカーですが、英語が話せず、メンバーとの意思疎通などの問題からアルコールやドラッグに浸る日々が続き、このUFO在籍中に4度も失踪事件を起こします。

しかし、この時期のマイケルは素晴らしい作品を多数発表しています。1974年に発表されたアルバム『現象』の収録曲である「Doctor, Doctor」「Rock Bottom」など、現在もロック史に残る名曲を次々に発表します。

さらに商業的な成功も収めており、1975年の『Force It』や1976年の『No Heavy Petting』1977年の『新たなる殺意』など。マイケル・シェンカーが在籍していた1974~1978年のUFOは、ヒットを連発しています。

引用:Amazon

さらに1979年には傑作と名高いライブアルバム『UFOライブ』を発表。UFOはハードロックバンドとして、世界的な成功を収めました。マイケル・シェンカーは、ヨーロッパ屈指の名ギタリストの地位を確立します。

しかし、心身を消耗しきったマイケル・シェンカーは、1978年11月にUFO脱退を発表。兄ルドルフ・シェンカーの協力で一時的にスコーピオンズに復帰しますが、この時のマイケル・シェンカーはアルコール・ドラッグ・心身の消耗によって廃人寸前で復帰後の活動期間は一瞬となりました。

ここでアルコール依存から脱却すべく故郷で入院生活を送ります。1978年の時点でマイケル・シェンカーは23歳でした。

(3)「神」としてマイケル・シェンカー・グループを始動

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マイケル・シェンカーは、1979年にマイケル・シェンカー・グループを結成します。
1981年には伝説のアルバムと称される『神(帰ってきたフライング・アロウ)』を発表。「Into The Arena」「Armed and Ready」「Cry For The Nations」など、数多くの名曲が収録されました。

当初はソロ活動に比重があったマイケル・シェンカー・グループですが、バンド活動として近年も継続しています。また、ボーカリストのロビン・マッコーリーが在籍していた1986~1993年は、マッコーリー・シェンカー・グループ名義です。

自身のバンド、マイケル・シェンカー・グループと並行しながら、1993~1995年にはUFOに復帰しています。1996年からは、マイケル・シェンカー・グループとは異なる自身のソロプロジェクトも始動。

2.マイケル・シェンカーの使用ギター

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マイケル・シェンカーの使用ギターといえば、白黒ツートンのフライングVです。メーカーはギブソン、もしくはDEAN製などを使用。形状はフライングVと一貫しています。

マイケル・シェンカーの使用ギター
  • ギブソン フライングV
  • ディーン シグネイチャーモデルVシェイプ
  • アリア・プロⅡ Vシェイプ
  • Performance Guitar Vシェイプ

なおPerformance Guitar Vシェイプは、盗難によって紛失しています。

3.マイケル・シェンカーの魅力

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マイケル・シェンカーは、若くして大きな成功を収め、現在もなお人気の高いギタリストです。ここでは、マイケル・シェンカーの魅力を紹介します。

(1)シンプルな音使いで叙情的な泣きのギターを奏でる

マイケル・シェンカーは、独特の叙情的な世界観を展開するギタリスト。ハードロックギタリストといえば、凄く速弾きというイメージの方も多いですが、マイケル・シェンカーはあまり速弾きをしません。(※UFOデビュー当時のマイケル・シェンカーは、速弾きギタリストとして評価されていました)

それでも多くの人の心を惹きつけてやまないのは、繊細な表現力を持ち合わせるためです。ビブラートやチョーキングといったロックギターの基本的な奏法で、語るように音楽を表現します。これはシンプルだからこそ、極めるには難しい部分です。

マイケル・シェンカーの曲をカバーするギタリストも多いですが「ただ弾くだけなら難しくないけど、彼のニュアンスを完全コピーするのは本当に難しい」と感想を述べるギタリストも多いです。

また、音使いも比較的シンプル。ペンタトニックスケールをベースに、表現の必要に応じて何かを足しています。そのため、ペンタトニックから外れると印象深いのもポイント。「Into The Arena」のベースソロ直後がまさに当てはまる場面ではないでしょうか。

(2)印象的な中音域のギターサウンド

マイケル・シェンカーのギターサウンドは、中音域(ミドル)が強めです。音色の方向性は時期によってやや変化していますが、使用する機材があまり変化しないため音色の中核は一貫しています。

ちなみにフライングVだけでなくアンプも一貫して、マーシャルを愛用。使用しているのは、1987、JCM800 2205、JCM900 50Wなど。

そもそもの中音域が強めなところへ、さらにワウを使用しています。ワウを使用するのは、やはり音楽的表現のためです。使いすぎず、強調したい部分のみで使用して印象的なシーンを創造しています。

(3)すべてに存在感がある

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マイケル・シェンカーは、表現する音楽、フライングVを持った出で立ち、ロックな生き様、すべてに存在感があります。エレキギターを弾いた経験がある方なら、一度マイケル・シェンカーを聴けばどこかでふと聞いてもマイケル・シェンカーの曲だと認識できるかもしれません。

白黒のフライングVも特徴的です。ステージでギターソロを弾く際には、足で挟んでいます。サウンドだけでなく、ステージングのカッコ良さに心奪われた方も多いはず。

マイケル・シェンカー本人がもし聞けば不本意かもしれませんが、ロックな生き様も魅力のひとつです。大成功と同時に苦難を手にしていますが、名曲を多数生み出しています。さらにアルコールやドラッグで心身の調子を崩すも、マイケル・シェンカー・グループとして不死鳥の如く復活を遂げました。

4.まとめ:マイケル・シェンカーの魅力が詰まった名曲「Into the Arena」を聴いてみよう!

引用:Amazon

この記事では、マイケル・シェンカーの名曲を紹介するにあたって、経歴や使用ギター、魅力を解説しました。2022年時点でマイケル・シェンカーは67歳で、ギタリストキャリアはなんと50年目。

ぜひ名ギタリストであるマイケル・シェンカーの音楽に触れてみましょう。マイケル・シェンカーの名曲をまず聴くなら、幅広くマイケル・シェンカーの魅力が詰まった「Into the Arena」がおすすめです。

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