映画『ブルース・ブラザーズ』は、1981年公開のアメリカ映画。現在も音楽ファンを中心に根強く人気の映画です。しかし、鑑賞して「面白い雰囲気はわかるけどつまらない」と感じた方も。確かに好みはあります。でも魅力を知れば、見方が変わるかもしれません。
この記事では、映画『ブルース・ブラザーズ』の魅力を紹介します。より楽しく『ブルースブラザーズ』を鑑賞するためにお役立てください。
- 音楽会のレジェンドが多数出演する
- 意外な有名人も出演する
- 古き良き時代ならではのユーモア
- 予算が不安になる破壊行為
- 音楽の影響力は素晴らしいと思わせてくれる
目次
1.映画『ブルース・ブラザーズ』ってどんな映画?

『ブルース・ブラザーズ』は黒ずくめの2人組が主人公であり、善行のために悪行を繰り返します。コメディ要素以外にも、ブルースやソウルミュージックへの強いリスペクトがあるのも特筆すべき魅力です。
(1)映画『ブルース・ブラザーズ』は音楽ファンでないとつまらない?
『ブルース・ブラザーズ』は笑いどころがわかりやすいものの、もしかしたらその方向性が単調と感じる人もいるかもしれません。語弊を恐れずに言うなら、前情報なしに鑑賞した『ブルース・ブラザーズ』は、突然始まる音楽や絵面重視の面白さなどから少し前のインド映画に近い方向性です。
コメディ映画としても楽しめますが、作品の終着点はやはり音楽へのリスペクト。やはり40年前当時の音楽事情やソウルミュージック、時代背景にも精通しているほうが楽しめます。
(2)主人公2人はどんな人?

『ブルース・ブラザーズ』の主人公は、“ジョリエット”・ジェイク・E.ブルース(ジェイク)とエルウッド・J.ブルース(エルウッド)の2人組です。ジョン・ベルーシとダン・エイクロイドというコメディアン2人組が演じています。
なお、ジョン・ベルーシとダン・エイクロイドは、アメリカの大人気コメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ』で人気コメディアンとして活躍していました。
(3)映画『ブルース・ブラザーズ』とコメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ』とは?

『ブルース・ブラザーズ』の元ネタは、コメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ』の人気コーナーです。番組内では、大物俳優やミュージシャン、スポーツ選手、文化人などの有名人が面白く登場します。
番組内容は、コントやコメディ・ショー、音楽ライブなど。1975年に放送開始された番組ですが、2023年現在も放送されてる長寿番組です。
映画『ブルース・ブラザーズ』の作中で登場するブルース・ブラザーズ・バンドも『サタデー・ナイト・ライブ』がきっかけで誕生しています。
2.映画『ブルース・ブラザーズ』が面白い映画である理由

映画『ブルース・ブラザーズ』には、エンタテインメントの楽しさがひたすら詰まっています。公開から40年経過しても根強く人気なのは、音楽の楽しさがひたすら詰まっているためです。
ここでは、映画『ブルース・ブラザーズ』の面白い映画である理由を解説します。
(1)出演者に音楽界のレジェンドが多い

『ブルース・ブラザーズ』では、ソウルミュージックの大御所がたくさん登場します。作中で歌ったり、踊ったりしている人物は大体凄い人です。現在の日本で例えるなら、年末のガキ使で矢沢永吉さんや長渕剛さんが綿密な流れのもとに本気で歌唱しながら笑わせてくるような感覚でしょうか……。
『ブルース・ブラザーズ』に登場する音楽界のレジェンドは、以下の通りです。※僭越ながら、凄くざっくりとした説明も記載いたしました。
- キャブ・キャロウェイ(凄いエンターテイナー)
- アレサ・フランクリン(凄いシンガーソングライター)
- スティーヴ・クロッパー(凄いギタリスト)
- ドナルド・ダック・ダン(凄いベーシスト)
- レイ・チャールズ(凄いシンガーソングライター)
- ジョン・リー・フッカー(凄いギタリスト・シンガー)
- チャカ・カーン(凄い歌手)
- ジョー・ウォルシュ(世界的に有名なバンド・イーグルスのギタリスト)
- ジェームス・ブラウン(凄い歌手)
出演しているレジェンドたちのほとんどは今や故人です。そのため『ブルース・ブラザーズ』は、レジェンドたちの元気な姿が見れる貴重な映画でもあります。
(2)よくみるとミュージシャン意外の有名人も出演している
物語の最後あたりに登場する収税課職員は、スティーヴン・スピルバーグ監督です。
他にも、ガソリンスタンドでナンパされる女性は人気モデルのツイッギーですし、どこまでも追いかけてくる恐ろしい元カノは『スター・ウォーズ』シリーズのレイア姫で有名な女優のキャリー・フィッシャーです。
よく見たら、他にも有名人が出演してるかもしれません。
(3)ユーモアの方向性がきわどい

『ブルース・ブラザーズ』の笑いには、ブラックジョークも多いです。社会問題すら笑いに変えてしまうのが痛快。鑑賞者を良い意味で裏切りまくります。圧倒的な楽しさと凄まじさで、ストーリーの本筋を忘れかけるかもしれません。
(4)予算が不安になるほどの破壊

CG不使用なのに、派手な破壊が多いです。ギネス記録に挑戦するような破壊行為は、もはや「そこまでする必要があったのか?」と思うほど。また派手な破壊行為から、景気の良い時代も伺えます。破壊されたパトカーの数を数えるのも良いかもしれません。
(5)音楽の影響力は偉大だと思わせてくれる

ハチャメチャな映画ですが、全力で音楽の素晴らしさを教えてくれます。主人公2人はバンドがなければ、ただの危ない2人組です。音楽があって、バンドに付き合ってくれるメンバーがいて、ステージができました。税金も無事納められたのも音楽があったからです。
『ブルース・ブラザーズ』で大きな展開があるシーンには、必ず音楽が使われています。楽しさと破壊の根幹は、音楽へのリスペクトです。

たとえば、エンドロールでは1つの曲(エルヴィス・プレスリーの監獄ロック)を登場人物全員でソロ回しのように歌います。
ここで突然ですが、映画の終わりと音楽ライブイベントの終わりに共通する部分は何だと思いますか?
答えは「楽しいほど、ラストは寂しい気持ちになる」です。エンドロールでは音楽ライブイベントのラストのように、もう一度だけ鑑賞者を楽しませてくれます。
『ブルース・ブラザーズ』の作中で歌や演奏を披露した大物ミュージシャンたちは、作中では主人公たちのほうを向いていました。しかし、エンドロールでは鑑賞者のほうを向いて歌ってくれます。作中の登場人物たちが音楽の影響で心が動いたように、次はあなたの番!……と感じられますね。「Everybody Let’s rock!」
まとめ:『ブルース・ブラザーズ』から唯一無二の魅力を感じてみよう!

この記事では、映画『ブルース・ブラザーズ』の魅力をご紹介しました。結論、面白さはわかりやすいものの、前情報なしの鑑賞はやや好みが分かれます。本当の面白さは、ソウル音楽や当時の時代背景を知ったうえでの鑑賞です。
とはいうものの、ハマれば何度も鑑賞したくなる強烈さがあります。気になった方はぜひ『ブルース・ブラザーズ』を鑑賞してみてください。