遅咲きの成功者・経営者の特徴｜具体的な成功例も男性と女性に分けて紹介

遅咲きの人とは、一般的に40代から50代にかけて成功を収めた人です。しかし60代以降に挑戦して大成した人もいるため、理論だけでいえば年齢関係なく人間は思考と行動次第で何歳からでも挑戦できます。

この記事では遅咲きの成功者・経営者の特徴を中心に、具体的な成功例を男性と女性に分けて解説します。遅咲きや大器晩成に興味のある方はぜひご覧ください。

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遅咲きの成功者の特徴・共通点

この記事での成功者とは、ざっくりいえば事業で大成した人やたくさんのお金を稼いだ人です。まずは、遅咲きの成功者の特徴・共通点を解説します。

人生を客観視できる

年齢を重ねた人ならではのメリットは、人生経験が豊富なことです。遅咲きの成功者には若い頃に挫折や失敗をしている人が多く、経験を活かす冷静さを備えています。正しい方向性で努力するためにも、冷静である必要があります。平静さと人生経験の相乗効果があれば、なるべく早く成功へ向かうことが可能です。

不屈の精神力がある

大成を成し遂げるには、強い精神力が必要です。言い換えれば、周りに流されない力です。目的を頭では理解していても、人間は楽なほうに流されがちな人が大半です。しかし成功する人の判断軸は、あくまでも自分。自分の意思を固めて、日々行動を重ねています。

時間の使い方がうまい

1日24時間あるのは万人共通ですが、どのように時間を使うのかは人それぞれです。成功者は、自分にあった時間の使い方で成功を目指しています。客観的には無理がある時間の使い方だとしても、長期目線で努力を重ねています。成功者は未来の成功のために、積極的に自分の時間を投資できることが特徴です。

適切なリスクをとっている

成功者は挫折や失敗をしていても、取返しのつかない大失敗はしていません。しかし未来の成功に役立つ内容で自身の不快感程度なら、積極的に受け入れています。トライアンドエラーを繰り返すために、自分の時間を差し出す覚悟があります。

素早く行動・判断している

成功には、行動が必須です。素早い行動・判断を繰り返せば、成功を掴むチャンスを増やすことができます。逆境に出くわしたとしても、諦めなければ何度でも挑戦が可能です。

若い頃に苦労した男性の成功者・経営者3人を紹介

ここからは、若い頃に苦労した男性の成功者・経営者を紹介します。

カーネル・サンダースは65歳でケンタッキー・フライド・チキンを創業

カーネル・サンダースはケンタッキー・フライド・チキンの創業者です。‎ケンタッキー・フライドチキンを創業した時点で年齢は、なんと65歳。創業当時は無一文に近い状態であり、唯一残っていたのはオリジナルチキンのレシピだけでした。

1009回の飛び込み営業での失敗を経て、フランチャイズビジネスの原型を創造します。カーネル・サンダースの失敗は他にも、若い頃の度重なる転職や他事業の失敗などがあります。カーネル・サンダースの成功によって、年齢・境遇関係なくいつでも挑戦できることが証明されています。

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安藤百福氏は48歳で日清食品を創業

安藤百福氏は世界初の即席めん・チキンラーメンを開発し、48歳で日清食品を創業しています。現在では、世界中で食べられているカップラーメンを作った人物です。大阪の梅田駅でラーメン屋台に並ぶ人々が印象に残ったことから、お湯をかけるだけで食べられるラーメンを着想しています。

歴史的な偉業を成し遂げていますが冤罪で45日間も拷問を受けたり、理事長を務めていた信用金庫の倒産で無一文になったりするなどの苦労を重ねています。安藤百福氏の成功から、人々の需要を感じ取る感性がいかに大切なのかを感じられます。

木村安兵衛氏

木村安兵衛氏はあんぱんを開発して、木村屋總本店を創業。日本にパン文化を普及させます。日本に持ち込まれたばかりのパンは発酵にビール酵母が使用されていたため、硬く酸味がありなかなか定着しませんでした。しかし木村安兵衛が酒まんじゅうから発想を得てふっくらとしたあんぱんを開発して、瞬く間に人気を獲得します。

木村安兵衛氏はパン職人だったわけではなく、元は武士でした。1868年の明治維新の解放令により失業。人伝いにパンの存在を知ったのをきっかけに、パン屋の開業に至りました。武士からパン屋へ華麗な転身を遂げた木村安兵衛氏から、時勢を捉えることの大切さを感じられます。

女性で遅咲きの成功者・経営者を紹介

ここからは女性で遅咲きの成功者・経営者を紹介します。

橋本真由美元社長は専業主婦から異例の社長就任

橋本真由美元社長は、時給600円のアルバイトから1万人を束ねるブックオフコーポレーション株式会社に57歳で就任しました。41歳でアルバイトを始めるまでは専業主婦であり、正社員と入社して1年で社長になった異例の人物です。

中古品の買取・販売を行う店舗でよく見かける「お売りください」は、橋本元社長が考案したキャッチフレーズです。キャッチフレーズに顧客目線の姿勢が反映されています。「財務やITは難しい」と回答していますが、店舗の売上を伸ばすことには自信があると回答しています。橋本元社長の出世から感じられるのは、一つの分野を極める重要性です。

J・K・ローリング

J・K・ローリングは、世界的ベストセラー『ハリーポッター』シリーズの原作者です。人気シリーズの作者として、長者番付に掲載されるほどの資産を有します。

かつては生活保護を受けるほど経済的に困窮しており、うつ病を患うシングルマザーでもありました。しかし辛い時期にも執筆を継続して、『ハリーポッター』シリーズを書き上げます。逆転劇のような人生から、好きなことを継続したときの希望を感じられます。

成功者の例からみた遅咲きでの成功に必要なこと

いろいろ大切ってことがよくわかりました

最後に年齢を重ねた人が何かに挑戦するために必要な3つのことを解説します

健康を維持する

健康は何かに夢中になると、ついおろそかにしがちです。人それぞれ無理できる許容範囲は、異なります。成功している人の習慣を取り入れることは素晴らしいことですが、致命的に心身の健康を損なう行為は真似してはいけません。

情熱を絶やさない

年齢を重ねた人が何かに挑戦しようとすると、夢や目標を否定するドリームキラーが登場しやすいです。妬みだけでなく、家族や配偶者などの本来味方の人がドリームキラーとなる場合もあります。しかし、本当に成功したいならドリームキラーに打ち勝つことが大切です。

成功に向けて挑戦を繰り返す

行動をしなければ、成功はやってきません。さらに、良くも悪くもタイミングも肝心です。少しでもチャンスの数を広げるには、失敗しても根気強く挑戦を繰り返す必要があります。冷静に考えることも大切ですが、行動の数も大切です。

遅咲きの成功者・経営者の特徴は成功へ向けて効率良く挑戦していること

遅咲きの成功者・経営者の特徴は、成功へ向けて効率良く挑戦していることです。そして効率良く挑戦するには、正しい方向性で努力を重ねる必要があります。

困難な道のりかもしれませんが、世界全体でみれば遅咲き・大器晩成は珍しいことではありません。さらに若い頃に凄まじい苦労をしている成功者も複数います。以上のことから年齢や境遇に関係なく、どんなときでも自分次第で挑戦できることを成功者たちが証明してくれています。