三朝温泉 後楽は落ち着きのある日本建築の空間と、ラジウム温泉の心地よさに浸ることができる創業1955年の老舗温泉旅館です。さらに鳥取の美味しい地元食材や三徳川のせせらぎも加わり、唯一無二の癒しを感じられました。2025年4月に夫婦温泉旅行で宿泊させていただき、とても満足度の高い旅となりました。
この記事では、三朝温泉 後楽の宿泊レビューをお伝えします。
三朝温泉 後楽はこんな人におすすめ
- 温泉旅館で心身を癒したい
- 会席料理で地元食材を堪能したい
- ラジウム温泉を楽しみたい
目次
1.三朝温泉 後楽のよかったところをレビュー

(1)非日常な雰囲気に癒された
重厚な雰囲気にも関わらず、なぜか落ち着くのが不思議な魅力。
入口の長屋門や玄関ロビーは特に見どころだと思います。無料のコーヒーサービスがあるので、クラシカルな雰囲気を堪能しながらコーヒーをいただくのも乙です。
あまり建築に詳しくありませんが、窓枠が組木のようでびっくり。さらに私たちが宿泊したお部屋は、近くの三徳川のせせらぎが聞こえて、聴覚からも癒されました。
お部屋のテーブルに以下のようなお知らせがありました。空間の癒しだけでなく、程よい距離感の対応も素敵です。

(2)ラジウム温泉の保温力を堪能できた
三朝温泉といえば、ラジウム温泉。
詳しくは後ほど温泉の章でお伝えしますが、とにかく保温力が凄まじい。訪問したときは4月で若干肌寒い時期でしたが、数分入浴するだけでも芯から温まったような気がします。
ちなみに、大浴場内はほとんど装飾はなく、それまでと比べるとシンプルな印象の空間です。しかし手すりがあったり、ほとんどの場所が階段になっていたりするなど、転倒をはじめとする事故を予防する工夫が随所に施されていました。
なお、お部屋にはこのような書籍が置かれていたので、ラジウム温泉の効能などを詳しく知りたい方は一読すると良いかもしれません。

(3)鳥取の美味しいものを堪能できた

脂身の多い牛肉特有の甘みを活かすような、夕朝食ともにそのような趣向を感じられ、そもそも美味しい素材を違った角度の美味しさで味わえました。海鮮物ももちろん美味しくいただけました!すべて撮影しきれていないのですが、量はどちらかといえば多めだと思います。
私はどちらかといえば少食なほうですが、ラジウム温泉の効果や旅の高揚感、美味しさでほぼ完食しました。他の宿泊者さんも笑顔で召し上がってる方が多い印象でした。

2.三朝温泉 後楽の気になったところをレビュー
あえて挙げるなら、朝食後に朝風呂を楽しむ時間的余裕があればより満足度が高まったと思います。
大浴場は朝9時までなので、朝風呂も堪能したい場合には早起き必須です。
3.三朝温泉 後楽の温泉情報
泉質 | 放射能泉 |
源泉の泉温 | 60°〜70℃ |
入浴可能時間 | 宿泊 14:00~0:00 / 5:00~9:30 日帰り 15:00~21:00 |
設備 | 大浴場 |
日帰り入浴 | 〇 大人800円・子ども 400円 |
サウナ | なし |
三朝温泉 後楽では、保温力抜群のラジウム温泉を楽しむことができます。
わずかなぬめりがあり、長風呂しなくても芯までホカホカに温まってしまう…そのような感覚でした。滞在中に2~3回程度入浴したものの、帰宅してから就寝するまでいつもより温かい感覚がありました。※あくまでも個人の感想です
今回は春先でしたが極寒時に入浴すると、また違う心地よさを堪能できそうです。また違う時期にも入浴してみたいと思いました。
4.三朝温泉 後楽に1泊したときのプランと周辺スポットを紹介
1日目午前 | 出発 |
1日目午後 | 14:00 ティーラウンジダイアナで軽めの昼食 15:00 チェックイン 18:30 夕食 |
2日目午前 | 7:30 朝食 10:00 チェックアウト 足湯 三朝ヨーグルトで買い物 |
2日目午後 | 帰宅 |
今回の温泉旅行の目的は、三朝温泉を楽しむことのみでした。なので、他の予定はほとんど入れていません。
ティーラウンジダイアナは、ちくわパフェが名物の薪ストーブがあるカフェです。どのメニューも良心的な価格なので、三朝温泉方面へアクセスする際に時間を潰したい場合にも便利そうです。

チェックアウト後は三朝温泉 後楽から歩いてすぐにある薬師の湯へ。ここでは無料で足湯と飲泉も楽しむことができます。分析表が提示されており、気になる内容を確認できます。
無料ではありましたが、足湯と飲泉どちらも堪能しましたので、お賽銭を入れさせていただきました。(また訪れたい場所にはお金を落とすことも大人の役目だと、勝手に思ってます…。)
三朝温泉街にある三朝ヨーグルトでバターサンドとヨーグルトを購入しました。
お店の雰囲気を撮影し忘れてしまいましたが、最近オープンされたような新しい雰囲気でした。
帰宅してからいただいてみたら、濃厚でまろやかなのに、自然な甘さで酸味がほとんどなく、素材感と飲みやすさが両立していてとても美味でした。乳製品好きな方へのお土産にも良さそうです!
5.三朝温泉 後楽の総評
平日大人2人で1泊22,000円ほどだったと思います。※2025年4月時点の目安金額
雰囲気や設備内容、お食事などを踏まえるとハイコスパかと思います。「温泉旅館でゆっくりしたい」「静かな温泉宿が良い」そんな願望がどちらも満たされました。
強いて気を付ける点を挙げるなら、平日に中途半端な時間帯に到着してしまうと徒歩圏内で時間を潰せる場所がほぼないことと、朝風呂を楽しむなら早起きが必要なことくらいでしょうか。
6.まとめ
今回の旅での大きな衝撃は、ラジウム温泉の保温力でした。冷えが酷く、長年寒冷アレルギーにも悩まされていた私には、地元の方が羨ましく感じられました…。本格的な湯治施設があるというのも、かなり納得です。
三朝温泉 後楽様、ラジウム温泉をはじめ温泉旅館ならではの極上の癒しを堪能させていただき、本当にありがとうございました!