伊東小涌園(いとうこわきえん)は、大浴場はもちろん、客室でも源泉かけ流しの天然温泉を楽しめる温泉旅館。また、伊東温泉で唯一の飲泉処を有することも魅力です。1954年創業だけあって、外観・内装ともに風情が溢れています。2025年2月にそんな伊東小涌園に夫婦で宿泊しました。
この記事では、伊東温泉 伊東小涌園の宿泊レビューをお伝えします。
伊東小涌園はこんな人におすすめ
- 美肌効果が期待できる温泉を探している
- 由緒ある旅館にコスパ良く宿泊したい
- 飲泉処がある旅館を探している
目次
1.伊東小涌園のよかったところをレビュー
(1)温泉の素晴らしさを体感できた

チェックインして部屋に入ると、温泉パックがありました。初見では「そんなにすごいのか?」と思いましたが、使用後には夫も絶賛するほどしっとりすべすべに。※あくまでも個人の感想
夫は人生初の源泉かけ流しに感動し、チェックアウトまで複数回入浴していました。実際、芯から温まりを感じられ、2月の極寒で冷え切った身体が解きほぐれました。大浴場はもちろん、開放感のある露天もおすすめ。寒い時期でも温泉の保温力のおかげで、心地よい涼に感じられます。
温泉でしっかり温まったあとに自販機の牛乳を飲むと、より贅沢している感を味わえました。
(2)配慮あるサービス
①送迎あり

事前連絡で伊東駅まで迎えに来てもらえます。伊東小涌園は駅から少し距離があるのですが、不便しません。なお、私たちを送迎いただいた旅館の方はとても愛想の良い男性で、スタッフ対応力の高さをうかがえました。さすが老舗。
②浴衣の色を好みあわせて選べる
チェックインするときに、受付付近にある浴衣を好みの色で選ぶことができます。写真映り対策ができるので、デートでの利用にも良さそうですね。
③部屋の鍵を2つもらえる
部屋の鍵が2つあれば、夫婦やカップルで宿泊し、片方の入浴中にもう片方が時間を潰す…という事態にはなりにくいと思います。長風呂さんもマイペースに楽しみやすいと思いました。
(3)食事がどれも美味

どれも新鮮な素材ならではのうまみと、職人技による味付けが織りなす芸術品でした。
名物・金目鯛煮付けは甘さがしっかりありながらも、金目鯛そのものの風味も感じられ、深みのある味わい。煮つけでここまで感動したのは初めてかもしれません…。
2.伊東小涌園の気になったところをレビュー
海外の方に「温泉はどこ?」「これは何?」とよく聞かれました。意外と日本語意外の表記は少ないと思いました。日本語がわからない場合には注意すべきかもしれません。
3.伊東小涌園の温泉情報
泉質 | pH8.4の弱アルカリ性単純温泉 |
源泉の泉温 | 55.0℃ |
入浴可能時間 | 宿泊 14:00~翌日10:00 (日帰り入浴 14 : 00 〜18:00) |
設備 | 大浴場、露天風呂、打ち湯、飲泉処 |
日帰り入浴 | 〇 大人 1,100円・子ども 550円 ※日帰り入浴は14 : 00 〜18:00 |
サウナ | なし |
伊東小涌園の温泉では、源泉かけ流しによる贅沢な温泉を楽しめます。
疲労回復や冷えの改善、自律神経の乱れなど幅広い効果が期待でき、刺激が少ないためじっくりと温泉の心地よさに浸ることができます。
※ただし、高度な心不全や重度高血圧などの湯が負担になる疾患は要注意

伊東温泉で唯一有するらしい飲泉処も体験しました。感想をまとめてみました。
- 硬水のような味
- 歯磨きで使うと飲んだ翌日でも口内の不快感が少なかった※あくまでも個人の感想
- フェイスパックで使うと肌がしっとりする※あくまでも個人の感想

4.伊東小涌園に1泊したときのプラン
1日目午前 | 出発 |
1日目午後 | 12:00 成木屋で昼食 14:00 チェックイン |
2日目午前 | 17:45~ 夕食 |
2日目午後 | 10:00 チェックアウト バナナワニ園へ |

昼食で利用した伊東駅近辺にある成木屋は、お食事が美味で落ち着いた雰囲気が素敵な場所でした。
メインのアジの握り寿司はもちろん、お茶まで風味豊かで移動疲れが吹っ飛びました。この風味豊かなお茶で、静岡に来た実感が湧きました(岡山からやってきました)。

また、今回の旅の目的の一つはバナナワニ園へ行くこと。
たくさんのワニたちを比較的間近で見られ、夢だったフレッシュバナナをいただくこともできました。
漫画『テルマエ・ロマエ』での描写から、フレッシュバナナは濃厚なものだと勝手に想像していましたが、さっぱりトロピカルな風味で「実際に食べてみないとわからない」と改めて思いました
ワニ目的で訪問しましたが、植物ゾーンがかなり充実していたことが嬉しい誤算でした。
5.伊東小涌園の総評
温泉とお食事は言うまでもなく最高です。総じて、ハイコスパだと思います。
宿泊した時期は海外の方が多く、少々賑やかでしたが、みなさん常識的に過ごしておられました。ただ初訪問で平常時との比較ができないため、インバウンドだったのかもしれません。
余談ですが、朝食後に部屋に戻ろうとしていたらエレベーターで50代~60代くらいの裕福そうな韓国人の男性に「あなた日本人?私、韓国から来たよ」と話しかけてもらい、僭越ながら「アンニョンハセヨ」と言ったらすごく笑顔になっていただけました。思わぬところで国際交流ですね。
5.まとめ
実は私たち夫婦にとって、今回の伊東小涌園が初めての温泉旅行でした。
「温泉旅館へ宿泊したい」そんなざっくりとしたきっかけが、夫婦で温泉にハマるきっかけとなりました。伊東にも伊東小涌園にも、また訪問できたらと思います。
伊東小涌園様、温泉にハマるきっかけをくださりありがとうございました!