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在宅フリーランスの現実|当事者目線で収入・孤独・後悔をありのまま

世間ではフリーランスから正社員に戻る人が増加していると聞くものの、在宅フリーランス5年目にして感じる結論は「やめたいと思ったことは一度もない」です。しかし雇われだったときと比較すると、苦労の方向性が変化したと感じます。

この記事では、収入や孤独、後悔といった側面から在宅フリーランスの現実についてありのままにお伝えします。

1.在宅フリーランスの収入の現実

筆者はコロナ禍で派遣切りに遭い、その場しのぎで仕事を転々とし最終的に在宅フリーランスという働き方に流れ着きました。準備期間なしに突然フリーランスになったため、今思えば「よくあのとき生活できたな」と思わざるを得ません。

そんな在宅フリーランスの収入について正直にお伝えします。

(1)在宅フリーランス1年目は月収15万円あれば小躍りしていた

この当時にやっていたのがWebライターという職種で、文字単価0.7円~1円程度の仕事をひたすらこなす完全労働集約型のスタイルでした。
クラウドソーシング等で仕事を探し、ひたすら応募して、多いときは10~20のクライアント様とやりとりをしてました。

当時、2020〜2021年あたりはAIが未登場で、手作業でひたすらテキストを思案し、文章を書くマシーンと化してました。稼働時間が18時間になることも珍しくありませんでした。

なぜそこまでできたかというと、この時期に夫が心身の不調で休職し、なんとしても収入を確保する必要があったためです。
車社会の地方在住で近くに良い働き口がなく、派遣に登録すれば相手主導でいとも簡単に切られ、残っているのは現場のマンパワーに依存した極端に過酷な仕事か、人間関係が劣悪で続かない職場ばかり。それらを考慮すると、当時の自分にとって在宅フリーランスは絶対に手放したくない働き方でした。

(2)一定の収入安定に要した期間

在宅フリーランスとして、自分目線で好バランスな居場所のような位置を見つけられたのが3年目くらいでした。
幸い、報酬の未払いや詐欺案件などのいかにも危険な案件に関わることはありませんでしたが、唐突にお仕事が終了するケースに何度か遭遇したことをリスクを感じていました。

そこから突然の終了に至らないために「切られない自分」を確立する必要性を感じて、専門性の高い分野の追究だけでなく、人的付加価値を高める方向性を追究することにしました。

業界未経験の自分がディレクションに携わる案件を探すことは容易ではありませんでした。
ただ、自分のメディアでモノ・サービスを販売した経験、誰の権威性も借りずに成果を出した実績が、ここで活きることになりました。

(3)在宅フリーランスが収入を増やす現実的な方法

フェーズにもよるものの「1人(または1社)のクライアント様からの業務量を増やすこと」だと感じてます。なぜなら、1社からの業務量を増やすには以下の条件が自然と揃わなくてはならないためです。

  • 信頼性を構築できている
  • 求められた仕事をこなせている
  • 取引先の業績が良い

3つ目はつまり、自分が身を置く環境の選定そのものです。
つまり、1人のフリーランスが収入を増やすためにはビジネスで成功している取引先についていく必要があります。例えば、根深い社会問題に通じるお仕事で究極の財源が税金の分野や、需要と供給のバランスが崩れていて専門性の高い分野がそれに該当します。

POINT

たくさんの収入を得るためには、まずは成功している、または成功途上にある1人の取引先に貢献することを徹底することが必要かと思います。

2.在宅フリーランスは本当に孤独なのか?

何をもって孤独と定義するかにもよりますが、筆者自身は致命的な孤独を感じたことはありません。しかし人によっては孤独を感じそうな側面があります

ここでは、在宅フリーランスの人間関係や環境についてご紹介します。

(1)普段の仕事はやはり黙々作業が多い

当然ながら、上司や同僚はいない環境でお仕事をすることになります。
人と顔をあわせる以上にパソコンを見つめることが多く、むしろ喋った言葉よりも執筆した文章のほうが総文字数が多いようなことが頻繁にあります。

しかしこれまで人間関係に悩んできた人や、職場での雑談が嫌でしょうがない人にとっては天国のような環境ではないでしょうか。休息のタイミングは自分で決める必要がありますが、業務量を自分でコントロールできるぶん、体調にあわせた調整ができる場合があります。

(2)孤独を感じるかは仕事以外の人間関係による

筆者は遠方への引越し後にフリーランス化したため、比較的長期間喋り相手は夫のみでした。しかし振り返ってみれば、1人喋り相手がいるだけで十分でした。

在宅フリーランスになるのは簡単でも、よほどの専門性がない限り、収入が軌道にのるまでは労働集約型スタイルをとる必要があります。そのため駆け出し期は、人間関係に割く時間よりも仕事に集中できる環境の方が重要になります。

人付き合いに時間を要しているとその分遅れをとってしまい、結果として仕事に注力できる時間が減ります。
もちろん人間関係の多さが直接の問題ではありませんが、駆け出し期は仕事に使える時間が多いほど収入の安定が早まるかと思います。

ただ1人の喋り相手すら確保が難しい環境であれば、コワーキングスペースの活用も選択肢になります。最近は交流型のコワーキングスペースもあるため、作業目的以外でも活用できます。

(3)仕事の相談相手は基本いない

在宅フリーランスの悩みは仕事内容・単価・クライアント対応など多岐にわたるため、相談相手を見つけることが難しくなります。

人柄の良い相談相手なら共感してくれるフリ程度はしてくれるかもしれませんが、立場と境遇の違いから真の意味での理解には至らず、話を持ちかける側としてもモヤモヤとすることになります。
そもそも在宅フリーランスになった時点で、一般的な社会人から逸れた道を歩むことになるためそうした意味合いを含めて話や感覚があわないと感じることが増えます。

POINT

それが孤独に該当するなら、在宅フリーランスは孤独ということになります。

3.在宅フリーランスになってから後悔したこと

筆者は、在宅フリーランスになったことそのものを後悔していません。これは在宅フリーランスを働く方法のひとつとして見つけたからだと感じています。

自分の最も苦手なことを明確にせず、家でラクして稼ぎたいと考えていたならまた違った結果になっていたと思います。そうした前提を踏まえ、在宅フリーランスになってから後悔したことをありのままに紹介します。

(1)個人的には「もっと早くやればよかった」と思った

筆者の場合、消去法で残った働き方が在宅フリーランスでした。これまでの人生で労働を好きになったことがなく、やる気がないのを見透かされて職場でもそれ相応の扱いだったと思います。一方でフリーランスになると求められるのは、基本的には結果のみです。

求められるのが作業ならそれを実行し、成果ならそれに向けて行動を繰り返すと評価され、さらに収入まで得られます。

世の中の人全員に勧められる働き方ではないのは確かですが、筆者のこれまでの人生を思うと「早くこの働き方に出会いたかった」と思いました。

(2)引越しはフリーランスになる前にすべきだった

フリーランスになってからも引越しは可能ではあるものの、雇用されているときほどの明確な信用度はなくなります

フリーランスになってから地方から都心に引越しをする際不動産屋で相談すると「所得で収入を換算するので希望の物件を提示するのが難しい。こちらでなんとかするので手数料をいただきたい(要約)」と言われたことがあります。

家を借りる以外にも、ローンを組むなども同じように社会的信用度が低くなるため、今後の人生設計において注意が必要だと感じました。

(3)表面だけで捉えられるから勧めなければよかった

在宅フリーランスとは働き方を指す言葉なため、雇用された経験のみの人にそれを言った場合、双方に嫌なギャップが生まれる場合があります。

明確な指示下で働いてきた人が在宅フリーランスと聞くと環境のみにフォーカスされるため、フリーランスとしての戦略とそれに伴う泥臭い努力は意識されません。これは口頭で仕組みから伝えたとしても、あまり効果がありませんでした

筆者は本業を退職して在宅フリーランスになることを希望している人物に簡単な仕事を任せたことがありますが、作業品質と対応の維持が難しく、指摘を繰り返す時間と労力も惜しくなり最終的にお断りすることになりました。
同様の経験を2度繰り返し、リアルな人間関係のなかで外注先を探すことはやめました。

運営者
運営者

事実と自分の状況を混ぜて考えてしまう人は、

成果重視のフリーランスには向いていないとも学びになりました…

(4)交流会は自分にはあまりあわなかった

筆者自身、初期はクラウドソーシングで販路を拡大したため、対面営業は未経験です。
しかし同業の方がどんなことをやっているのか興味があったため、何度かオンラインコミュニティの交流会に参加してみたことがあります。

楽しい交流会もあったものの、自分の中で優先順位が変化したため、交流だけが目的の場へ赴くことは一旦ストップすることにしました。
ちなみに楽しくなかった交流会では、楽して稼ぎたい人物や派閥の形成を目撃したりでただひたすら消耗するだけでした。あと、派閥の中心人物に「いまから〇〇に挑戦するなんて、よくやろうと思いましたね」と言われ、マウントをとられている人を目撃したことがあります。こうした人物にどういった考えがあるのかわかりませんが、自分が言わないのはもちろん、関わらないことも徹底しようと思います。

なおこうした交流会はタイミングがもちろんあるので「筆者の場合はあわなかった」とご認識いただけますと幸いです。

(5)ぎっくり腰で健康への意識の低さを感じた

フリーランスは身体が資本となるため、休養も自己責任です。一度断った仕事を再度獲得することは容易ではなく、体調不良であっても仕事を止める判断は難しいのが現実です。

究極でいえば必ず自分でなくてはならない仕事は存在しないためです。

人に依存した仕事は構造的な問題を抱えているか、もしくは信頼性の確立によってそうなっているかのどちらかだと思います。

筆者の場合、お仕事に支障がでるほどの健康問題はそう抱えてはいませんが、一度だけぎっくり腰になったときは座り姿勢で静止することができず、寝姿勢で手持ちの仕事をしました。
事情を伝えたら納期を延期できたかもしれませんが、収入が生活に直結している以上体調不良ですら言い訳にできない状態でした。

このぎっくり腰の発症を機に、運動の習慣化や疲労の蓄積をなるべく予防するなどの常日頃から不調の予防を特に意識するようになりました。健康管理はプライベートの話ではなく、仕事の質に直結する問題だと実感しています。

4.未経験から在宅フリーランスになる難易度

未経験から在宅フリーランスになる難易度は、残念ながら爆上がりしています。
しかしここまでの生々しい内容を把握しても、まだ読み進めてくださる方のなかにはかつての筆者のように消去法で在宅フリーランスに賭けている方もいらっしゃるかもしれません。
ここでは、未経験から在宅フリーランスになる難易度を生々しくまとめています。

(1)2026年時点で個人の技術力だけで勝負するのは難しい

しかし、AIの登場によって技術だけの付加価値が著しく低下しました。

筆者がフリーランスになる決意を固めた2021年頃は、空前のフリーランスブームが到来しており、最初の仕事獲得に向けたフックになる実用性のある情報が検索しただけで見られました。

以前なら「SEOライティングができるので3日納期があれば1本書けます」と営業すれば作業完結型の仕事を獲得できたかもしれませんが、いまでは「転職分野のメディアで戦略設計を担当し、月間~PV、コンバージョンを達成しました。これにより御社のメディアで~の戦略設計が立てられるので~」といった目的達成型のアプローチが求められるようになりました。

POINT

AIを使いこなす力そのものが新たな付加価値になりつつある時代に、未経験からの参入難易度が上がっているのは事実です。

(2)求められるのは技術より戦略設計力

AIは与えられた情報をもとに作業することは得意ですが、文脈や背景・意図といった非言語情報を汲み取ることには不向きです。
ここから逆算すると、人間が担うべき領域は戦略設計・人間的配慮・トレンドの予測といった分野になります。

例として飲食店舗の販促活動にAIを用いる場合を想定します。
AIに「カレーを売る飲食店の看板を店舗名は〇〇カレーで作ってほしい」と指示すると一般的にカレー店を想像できる看板デザインを作ってくれます。

しかし店舗の状況や客層からみた視認性の良さや、経営者の信念の表現などを反映させるにはAIに改めて伝えるか、それを理解してくれる人物への依頼、または自作となります。

POINT

イメージとしては、ふわっとした要望をもつ経営者に対して手法を提案できるくらいの戦略設計力が現状のフリーランスに求められることと感じています。

(3)依然として搾取的な人は多い

フリーランスは相談相手が少ない分、悩みを抱えやすく、それを狙った搾取的な事案も存在します。

よく聞くのは、仕事の話から高額商材やマルチ商法への誘導に切り替わるケースです。

実体験では、目的からみてリソースと予算に無理のある依頼者から難題を引き受けてしまい、報酬に見合わない作業量をこなしたことが挙げられます。

こうした搾取的な依頼者を見極めるコツは、異様なまでのマニュアルの多さや詳細な指示内容です。
こちらとしては安い報酬では時間と労力を割くことが難しくなるものの、こうした余裕がない依頼者の場合、ご自身の状況のほうが優先順位の上位となります。
しかしフリーランスから挙がってくる成果物は微妙で、また依頼者がマニュアルや指示内容を一新するといった構造的な問題を抱えています。

POINT

持続的にフリーランス活動を継続するには、問題解決力とともに、無理のある案件を引き受けない判断力も必要だと感じています。

5.在宅フリーランス5年目、これからも続けたい理由

たまに在宅フリーランスの働き方に興味を持ってくれた知り合い等にどのような感じでやっているのかをここまでのように伝えると「それなら雇われたほうがラク!」と言われます。その回答は、一般的な考え方であればよくある反応だと感じています。

ここではそうまでしても在宅フリーランスを続けたい理由についてまとめてみました。

(1)お取引先様の力になりたい

筆者は未経験から開始したフリーランスであり、常に手探りで「何もないからこそ、自分に期待せずなんでもやれる」をモットーにやってきました。

それだけにここまでの自分にお仕事を与えてくださったクライアント様には感謝しきれない恩を感じています。
自分にできる限り力になるとともに、提示された目標を上回る成果を創出して喜んでいただきたいと常々思いながら取り組んでいます。

(2)学び・行動が直接収入につながることに生き甲斐を感じている

体系的な学習をすることは減ったものの、目的をもって一貫性のある行動と学習を意識して行うことはかなり増えました。

そのようなことをやっていると時間はいくらあっても足りないと感じますが、労働時間や拘束時間で考えていた頃の自分にない生き甲斐を感じています。

これは新しい世界を拡大させながら、さらにそれが自分の収入にも直結するという好循環です。

(3)そもそも「やめたい」と思ったことがない

フリーランスは自由と自己責任が一気にやってくる働き方です。

筆者は自分のことを労働が嫌いな人間だと思ってましたが、フリーランスになってから「自分で制御できないことが苦手なだけだった」と認識を改めました。たしかに苦労の方向性は多面的にはなったものの、それはそれで当たり前のことに感じています。

人それぞれ得手不得手があるのなら、最終的に行き着いたフリーランスが自分には向いているのだと思っています。

6.まとめ

筆者は消去法で在宅フリーランスという働き方にたどり着き、それが巡り合わせによって5年も継続していました。
感性や考え方と好相性ならいい働き方である一方で、自分で思考して行動することができなければ生活の根幹に据えることは困難です。

ラクに生きる方法として在宅フリーランスを選ぶとそうしたギャップに悩まされるかもしれませんが、案外自分が最も苦手とすることから逃げたい場合に在宅フリーランスを選ぶことはそう悪くありませんでした。
何か少しでもお役に立てれば幸いです。

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